資料(先端食科学研究センター)

論文解説

【解説】食品フィトケミカルであるエピガロカテキンガレート(EGCG)及びミリセチンは新型コロナウイルスのメインプロテアーゼの活性部位に共有結合する

緑茶、紅茶、野菜などに含まれる成分がコロナウイルス酵素(メインプロテアーゼ)を阻害する仕組みを解明(加藤陽二)
Advances in Redox Research (Elsevier) Volume 3, December 2021, 100021 | DOI 10.1016/j.arres.2021.100021

本研究で得られた主な成果は以下の通りです。(1)信頼性の高いウイルス酵素メインプロテアーゼの測定法を構築、(2)食品成分・代謝物(37種)の中から酵素阻害活性の高い9種類の成分を確認(特にピセアタンノールによる阻害は初めての報告)、(3)阻害成分の多くがウイルス酵素に結合することを確認、(4)エピガロカテキンガレート(EGCG)やミリセチンが酵素活性部位のシステインに共有結合し、活性を阻害していることを解明

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研究成果(論文)

Food phytochemicals, epigallocatechin gallate and myricetin, covalently bind to the active site of the coronavirus main protease in vitro
(参考訳:食品フィトケミカルであるエピガロカテキンガレート(EGCG)及びミリセチンは新型コロナウイルスのメインプロテアーゼの活性部位に共有結合する)

掲載誌:Advances in Redox Research (Elsevier) Volume 3, December 2021, 100021 | DOI 10.1016/j.arres.2021.100021 (オープンアクセス)

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