サイエンスオープンラボSOL報告書2023
【報告書】サイエンスオープンラボ(SOL)2023完成!
先端食科学研究センターの活動の一つである「サイエンスオープンラボ」では、毎年、近隣の中学・高校生を招いて、大学で実験研究を体験し、また大学生・院生との交流も行っています。2023年度の報告書が完成しました!(PDFファイルは、上のダウンロードボタンか、下のリンクからも見ることができます!)
プログラム
■講演会
時間:13:00-14:30
場所:F101 教室
挨拶・概略説明、大学・学部・研究の概要紹介、大学生活や研究室生活の紹介、院生からの紹介、質疑応答(教員、学部生・大学院生)
■実験体験
時間:14:30-16:00
場所: S202 実習室
■研究室見学
時間:16:00-16:45
場所:B107 実験室、B109 実験室
論文解説
【解説】食品フィトケミカルであるエピガロカテキンガレート(EGCG)及びミリセチンは新型コロナウイルスのメインプロテアーゼの活性部位に共有結合する
緑茶、紅茶、野菜などに含まれる成分がコロナウイルス酵素(メインプロテアーゼ)を阻害する仕組みを解明(加藤陽二)
Advances in Redox Research (Elsevier) Volume 3, December 2021, 100021 | DOI 10.1016/j.arres.2021.100021
本研究で得られた主な成果は以下の通りです。(1)信頼性の高いウイルス酵素メインプロテアーゼの測定法を構築、(2)食品成分・代謝物(37種)の中から酵素阻害活性の高い9種類の成分を確認(特にピセアタンノールによる阻害は初めての報告)、(3)阻害成分の多くがウイルス酵素に結合することを確認、(4)エピガロカテキンガレート(EGCG)やミリセチンが酵素活性部位のシステインに共有結合し、活性を阻害していることを解明
日本語の説明・解説はDOWNLOADボタン(あるいはこちら)を押してください。オリジナルの論文はこちら、補足データはこちらから。(ページ下の研究成果(論文)からも一式ダウンロードが可能です)
ダウンロードは以下からも可能です。
サイエンスオープンラボ2023報告書
研究成果(論文)
Food phytochemicals, epigallocatechin gallate and myricetin, covalently bind to the active site of the coronavirus main protease in vitro
(参考訳:食品フィトケミカルであるエピガロカテキンガレート(EGCG)及びミリセチンは新型コロナウイルスのメインプロテアーゼの活性部位に共有結合する)
掲載誌:Advances in Redox Research (Elsevier) Volume 3, December 2021, 100021 | DOI 10.1016/j.arres.2021.100021 (オープンアクセス)
日本語コロナウイルス酵素阻害論文(解説).pdf
英語オリジナル(コロナウイルス酵素阻害).pdf
英語オリジナル(コロナウイルス酵素阻害)補足データ.pdf